気の利いたタイトルを考える余裕もなく、単純に夜明けのブギーポップの話をしようと思います。
夜明けのブギーポップはブギーポップは笑わないの前日譚のお話。凪やブギーポップのバックボーンが描かれている感じ。
この10~13話は誰かの夢への願望だったり、誰かの夢や思いを引き継ぐお話でした。特に自分が好きだったのはスケアクロウ。いろいろ後ろ暗いこともやってきた人間が、凪に出会って自分が抱えていた夢を思い出して命かけるっていうのが刺さりました。
ブギーポップにむけて死にかけの状態で後悔を口に語るスケアクロウ。その後悔自体が己の人生に向けての自嘲にも聞こえてなかなか哀愁がある。
多分こういうのが刺さるのは自分が夢をかなえるとかそういうのを純粋に叶えるのが難しいおじさんに近づいていってるからだろうなと思ってしまった。
そして凪に引き継がれることとなる正義の味方になるという夢。現実見てきてるスケアクロウにとっては絶対叶えられるものではないと半分あきらめているんだけど、その意志が父が亡くなった後の凪の行動指針になっているのが面白いところ。
あと別に今思いつくことでもないんですけど、お金持ちが黒い衣装に包んで、正義の味方やるってちょっとバットマンみたいですよね。
そう思うと見方も変わってくるかも。
そうそう。特に凪の病床での満面の笑顔が良かったですね。
ちょうどここ。
凪があんな風に笑うところがなんだか意外で良かった。こういうのはアニメじゃないと見れないところでアニメ見て良かったってなる。
この三話短編として良くできているし、それぞれのキャラのバックボーンも分かるので、ブギーポップにとっつきにくい人はここから入ってみるのも良いかもしれません。
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