【感想】変わるということ やがて君になる 6巻 

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変わるということ やがて君になる 6巻 感想

今回はやがて君になる6巻を読んだのでその感想を書きます。

多分ネタバレも含んだことを書くので、見たくなければ戻ること推奨です。

とにかく今回は心臓を鷲掴みにされたようなお話でした。読み終わった後、強烈に胸を締め付けられ続けることになってしまい。しばらくいろいろと考えることができなくなってしまったのですね。そんな後既刊を振り返って読んで思ったことを書いていければと思います。自分なりの解釈ですが、どうぞよろしくおねがいします。

 

やがて君になる 6巻

 

この巻は来るべき開放と破綻が訪れた巻だったのではないでしょうか。

実はこの破綻の予兆が1巻から示唆されています。1巻の最終ページ侑のモノローグです。

「好き」はまだわたしのものにならないけれど この人の近くにいようと決めた そのためにわたしが諦めないといけないものに このときはまだ気づかなかったんだ

1巻を読み直してこの部分に出会ったとき、1巻から示唆されているやんけと今更ながらなりました。1巻から「好き」になったら一緒にはいられなくなる予兆があったのです。そしてこの予兆は2巻で燈子が「私のことを好きにならないで。」ということで実態を持ち始めます。そんな1巻から示唆されていた不穏な予兆がついに6巻で現実のものになるのです

 

変わるということ

6巻ではこれまで準備してきた劇が進行していきます。この劇を通して燈子は姉という幻影を自分に重ねることを辞め、何も演じていない自分を周りに出していくように「変わり」ます。

そして侑は燈子が好きになるという「変化」を告白という形で伝えます。燈子が「変わった」からもしかしたら自分の告白を受け入れてもらえる可能性に賭けて。

二人共この巻で「変化」しているわけですが、侑は自分と燈子の変化に自覚的なのに燈子は侑の変化を受け入れられないんですよね。ここのところ本当にズルい。

これまでずっと燈子に依存しておきながら、侑の気持ちに向き合いきれていない。これから先どうなっていくのかが気になります。願わくばハッピーエンドで終わればいいなと思います

好きなとこ

とにかく今巻では、劇の部分が好きです。

劇の内容が燈子の人生とオーバーラップするところもあり、侑の燈子に対する想いの強さが出ていて、本当に優しい子だなぁと思ってしまいます。

そして、劇が終わって燈子に影で「私だけがあなたの特別でいたられたのに」と呟きつつ「もうわたしがいなくても大丈夫だね」って思うところが、とても切なく素晴らしいシーンになっていました。

 

終わりに

言いたいことをあんまりうまく言い切れてない気がしますが、とにかく6巻はすごかった。

アニメ化ももう迫っていることもあり、やがて君になる熱が収まらなくなってきました。

次の巻が待ち遠しくてたまらない…。

 

 

 

 

 

 

 

コメント

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