イニシエーションとしてのアビス探窟【メイドインアビス感想】

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アニメ

今回はツイッターの皆様にアンケートを取った結果メイドインアビスになったわけですが、皆様が進める通り大変面白かったので、ここで感想を書き記していこうかと思うわけです。

こんな感じの投票だったのでした。ということで本題の感想ってやつをしていきます。

魅力的なガジェット

まず、最初に見始めた時に心を鷲掴みされたんのはやっぱりレグの火葬砲でしょう。男の子たるものアイアンマンやデスティニーガンダムよろしく掌底からビームを出したいという願望を体現した武器。

この一点でもう最高なのですが、ほかにも探窟家のもつガジェットがそれぞれすごく男の子心をくすぐるデザインで大変魅力的。

ボンボルド卿もやっている所業は到底許せませんが、見た目は大変好み。

そんなわけでまず出てくるガジェットが好き。

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リコとレグの成長

さて、こんな感じでデザインとか絵作りとか散漫に好きなところを書いたら書ききれなくてぐらいなので、これからはメイドインアビス全体のテーマってやつの話をします。

まず、全体を観終わった後に気づいたことなのだけど、メイドインアビスってアビスの下層への探窟を通じて、リコとレグが大人になっていく話だと思うのです。

本当は丘の上の孤児院で少しづつ成長していくのだろうけど、リコとレグは危険な環境に飛び込んでいくことで急激に成長する。ライオンキングでシンバが放浪の末に成長して帰還するみたいな感じ。

そう考えると、このアビスを探窟するという行為は、この社会におけるイニシエーションなのだな納得できる。

孤児院にいた時はまだ話の上でしかアビスを知らず、そこを探窟するということがある種、夢として自由に語られたかもしれないが、どんどんアビスを降りていくにつれ、出てくる生物や上昇負荷にエグさを実感していくことになる。

これって学生の時は自由に夢を考えていたけれど、社会人になったりして現実みちゃっていく感じにそっくりだ。

第二次性徴とアニメ一期の終わり

ではこうやって成長を描いてきたメイドインアビスだけど、ではアニメ一期ではどのような区切り方だったのだかという話もしたい。

勿論深界六層の呪いや、ミーティとの別れといったところやナナチがパーティに加わったところで大きく区切りがいいということもあると思う。

ただ、僕はもう一つ理由があると思って。それはリコとレクが子供を脱して思春期に突入したタイミングでもあるかだと思うのです。

どういうことかって言うと、最終回にリコは全身から血を出しているのとは別に、ナナチから血の尿が出ていたと言われていて、おそらくこれが初潮なのではないかってことや、レグもリコの裸をみて、レグのレグがああしたわけで。

わざわざああいう描写をしたことには意味があると思うのだけど、ということはあの描写にはあの二人がちょうどあのタイミングで第二次性徴・思春期に突入したってことなのだろう。

こう見ると、アニメ一期は二人がやっと幼年期を終える物語として見ることができる。

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最後に

というわけで、感想というかメイドインアビスのテーマがどう表現されているかのお話になっちゃたのだけど、とにかくこんな風にいろんなところにメイドインアビスのテーマ性がとかが出ててとても面白い。

可愛い見た目に反した、そのシリアスな物語はすごく魅力的で見ればみるだけ新たな発見がある。そんな作品になっているのではと思います。

みなさんも見てみてはいかがでしょう。

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