今回読んだのは終末世界百合アンソロジー。名前の通り滅びかけた世界での百合の短編作品集。
どうしてこの作品を読んだのかっていうと前にガルラジの同人誌を描いてたこるせさんが表紙を担当されていて、その告知が目に留まったからってのがある。実際終末世界ものも百合も、僕は好きなんで気づけて良かったぁという感じ。書いていらっしゃるのはこちらの方々。
【カバーイラスト】こるせ 【コミック】岡ぱや・くわばらたもつ・しろし・田口囁一・tsuke・吐兎モノロブ・結川カズノ
読んでみて一番初めにintroductionっていうしろしさんの作品があって驚いてしまった。まったく書いてる面々を気にせずに買ったので、まえからRoidで好きだったしろしさんが載ってて大変うれしかった。
しろしさんの作品も先頭でintroductionとある通り、このアンソロジーの世界観みたいなものを表現した上で、百合としてもオーソドックスで強いのを見せてもらえて満足度が高い。
そして掲載作の中で好きなのは、tsukeさんのトワイライトにおやすみ。聖女と呼ばれる不死の少女と不死じゃない幼女のお話。最後の聖女の一ページのコマが美しくて魅入られてしまった。
やっぱりどことなく、死のにおいがしてたり、壊れた世界の美しさとか終末世界の魅力が詰まったアンソロジーなので大変おすすめですね。
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