みなさま明けましておめでとうございます。
新年から他の原稿をやってましてブログは抜かっている状態でしたので、ちょっと2018年にやりのこしたことを書いていこうかと思います。
というわけで今回の内容は2018年の映画について。
まずはベスト5から
1.リズと青い鳥
2.シェイプオブウォーター
3.デッドプール2
4.グレイテストショーマン
5.アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー
といった具合です。それではそれぞれについてコメントしていきますかね。
1.リズと青い鳥
今年の映画の中で一番はやはりリズと青い鳥でした。アニメでしか表現し得ない、心情を身体の動きに反映させる統御の仕方は見事でした。希美とみぞれの二人の学校での関係だけを描いているのに、その繊細な日常描写からすごく引き込まれ、二人だけの世界の重力に引っ張られ続けるそんな作品でした。特に私はみぞれに対して感情移入していてしまっていたので、途中の大転換ポイントはみぞれと同様にどういうことだかさっぱり分からないという、体験ができたのもすごく面白かった。見たら見た回数だけ、違う見方ができてくる素晴らしい作品です。
2.シェイプオブウォーター
ギレルモ・デル・トロ監督の半魚人と声を出せない女性との種族を超えた恋愛を描いた作品。今年はアニメも含めて他者を包摂する物語が自分に刺さった(刀使ノ巫女とかSSSS.GRIDMANとか)のですが、これもそんな作品の一つ。特に実社会で生きづらい人が人外の半魚人に恋をして、マジョリティに相対するというところがアツくてすごく刺さったシーンでした。
3.デッドプール2
1も大人気だったデッドプールの二作目。今回のテーマは家族愛。そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、本当にこのテーマが貫かれています。本当に婚姻しないと家族って言えないのか?血がつながってないこ子供じゃないのか?見たあとにはこの作品内の疑似家族的なものについてついつい考えてしまいます。もちろんそんなことは置いておいても純粋にすんごく楽しい作品。テンポ感が損なわれずに話が軽妙に進んでいくのがとても良かった。エンドロールのシーンも最高に笑えました。ただ僕は割とグリーンランタン楽しく見れたのですがねえ…。
4位.5位
4.グレイテストショーマン
すごく楽しいミュージカル作品。いろんな音楽性が混じり合っているミュージカルシーンは最高にエモくて良い。ゼンデイヤ演じる踊り子と白人男性との恋愛シーンはキレイで、特にダンスシーンが素晴らしかった。あと飲み屋で主人公と脚本家が対立するシーンはフリースタイル感がありました。とにかく歌と踊りでテンション上げたいなら見るといい作品だと思います。
5.アベンジャーズ・インフィニティ・ウォー
マーベルシリーズの集大成アベンジャーズの最新作。なによりこの作品は特大のバッド・エンドを残して5月の新作までファンをやきもきさせることができるという製作者とファンの間の関係性がすごいなと思える。作中はこのキャラとこのキャラが出会ったらみたいなシーンが最初からノンストップで続いていて多幸感がある上に作品の芯は悪役のサノスが担っていて、話がよくわからないということはないというのが見事。映画としてのボリューム感がすごい作品でした。
今年のワースト1 実写版BLEACH
最後は今年見てほんとうにしんどかった作品をあげたいと思います。
それは実写版のBLEACHでした。いやどんなにやばくても見に行くぞと決めていたのですが、実際に劇場でみると大変しんどい。まず台風がきてる中わざわざ友人と映画館に見に行ったわけですが、見てる人は我々をいれて5人。ガラッガラという大変優雅な状況ではありました。実際に見始めると友人は途中で腕時計みて時間を確認するわ、私は集中できなくて何回も座席で体を動かしてました。
何が良くなかったのか。これはひとえに絵の弱さとキャラクターが説明ゼリフをしゃべらないちいけないくどさですね。まずBLEACHって久保先生の絵のかっこよさですべてが成り立っているんですけど、実写だとあそこまでの統制がとれた画作りができてません。オサレポイント大幅に減点です。またキャラクターに対する説明もセリフでやっちゃうので大変ダサい。ルキアに対して恋次が「あの朽木白哉の義理妹でなんとかかんとかでなんとかかんとかな朽木ルキアがなんとかかんとか」って言ってるわけですよ。朽木ルキアに対する修飾語が多すぎだろ。そのへんも大変気が散ったポイント。
とまぁ2つだめな点をあげましたが、これ以外にもしんどいところはありましたが、今回はこのへんで。アクションも良かったんですけど、だったらるろ剣の実写版見たほうが楽しいです。
いやぁ、このBLEACHの強烈な体験だけはどこかに書き残したかったんですよ。
というわけでまた2019年もいろいろ映画を見ましょうね。
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