ゲームシステムと物語:ニーアオートマタ(NieR:Automata)感想

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ゲーム

今回はいまさらクリアしたNieR:Automataの感想を書いていこかと思います。

GW中になんとかクリアしようと思っていたニーアオートマタですが、なんとか前半中に終わらせることができました。Eルートまであるとは知っていたわけですが、DとEが最後に選んだキャラクターで分岐をするとは知らなくて、思ったよりも時間がかかりませんでしたね。

というわけで以下何点かについて書いてきます。

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ストーリーについて

人からニーアを勧められたときによく聞いたのが、ストーリーが良いということ。実際に遊んでみると思ったよりメインシナリオのボリュームがないなという印象。いや、内容が悪いというわけではないのですが、結構腑におちない感じがある。また終盤はこの世界における昔とのリンクが示唆されるのですが、私はレプリカントをプレイしてなかったので、最大限楽しめなかった気がする。

ただ、最後のヨルハが滅んでいく様は美しく、また機械生命体とアンドロイドの在り方の描き方がすごく良くて、退廃的な世界観とマッチしていたのは良かったです。

なにか問題をすべて解決して未来につながっていくことを期待しちゃうとちょっと違うのかなという感じでした。

崩壊した世界について

この作品において世界観というのは外せないもの。

人間がいなくなり、かつて都市であったところが廃墟へと変貌した世界に機械生命体とアンドロイドがいるというのがとてもいい。コンクリートの上に生えた樹木たち、海洋油田の跡地の機械生命体のコロニーなど様々なマップがすごく良い雰囲気を醸し出している。

この荒廃した街を歩き回るだけでとても楽しい。そして各地に落ちてる資料を集めて世界がどのような経緯をたどったのかを見てみるのも一つの大きな楽しみだろう

ゲームシステムについて

そして、最後に言及したいのがこのゲームのシステムだ。このゲームは基本的には3DアクションRPGでそれはそれでスタイリッシュで楽しいのですが、途中横スクロールアクションになったり、シューティングになったりする。

個々のジャンルだったら、それこそマリオだったり昔ながらのシューティングなどがありますが、これがニーアのストーリーを通すことでこれまでのゲームに対する解釈が新たに提示されている感じがするのです。

これまでのマリオはピーチ姫を救うというのはわかりますが、その過程のストーリーがどうなっているのかというのは個人の解釈次第なわけです。それがニーアオートマタをやることで、その横スクロールアクションが、そのストーリーにおいてどういうものなのかってことが提示されるわけです。

つまり私たちがゲームにおいて想像していたことがまんまゲームになっているような感覚があって、すごくゲームに対する愛を感じます。

これまでゲーム行為というのをメタ的に俯瞰されている感じがあります。

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最後に

最後にまとめますが、この作品をやると自分がこれまで過去にやってきたゲーム行為について、少し振り返っているような気持ちになってきます。

そんな感じでプレイしていくとゲームの中でストーリーだったりメタ的なものだったりで、いろんな気持ちになれる作品です。ぜひ一回プレイするのはいかがでしょう

 

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