呪術廻戦 扉絵から考える作品の魅力

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アニメ

最近一気にハマってしまったものがある。呪術廻戦だ。アニメ見始めてハマってしまった分かりやすいミーハーなわけだけども、原作を読んでいって感じる魅力について書いていこうと思う。

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扉絵の魅力

呪術廻戦の魅力なのだけど,もちろんジャンプのこれまでの漫画から受け継がれるキャラ配置も安心するし、高専の仲間たちもかなり魅力的。主人公の虎杖も闘いにおいてはクレバーで仲間想いでいい奴なのですごく読みやすいなと思う。変に熱血だったりしないし。そういうバランスがいい具合に現代にフィットしてる作品だなぁと感じているわけです。

さてもちろん先述のように呪術廻戦のキャラクターは魅力的だし、ストーリーもバチバチに面白いわけですが、もう一つこれ好きだなぁというのがあるのでまずはこれを見てください。

こちらは呪術廻戦6話の扉絵だが、毎巻巻頭の扉絵が上のように日常に潜む呪霊などが書かれている。この扉絵がすごく好きで、というのも巻頭のこれが上手く呪術廻戦ってのを表している気がするからだ。

鬼滅の刃が大正時代に舞台を設定することで一つファンタジー世界のように現実から一歩離れているのに比べて呪術廻戦の世界は代の日本が舞台だ。自分たちが普段接しているのと同じ世界で、呪いというフィクションが入ってくることで作品が成立している。扉絵ですごくリアルな風景を描きつつ、そのうちに不気味な呪いを描くことで、この作品がどのような作品かが分かるようになっているわけだ。

作中の背景

扉絵のリアルな風景だけでなく、話の中でもリアルな背景が効果的に使われている。

序盤に公立学校を舞台にして2回も戦闘が行われる。学校で戦闘が行われるのは学生時代の暇な時間に何回かは考えたことがあると思うのだけど、呪術廻戦はそれを具現化したように現実の学校で戦ってくれる。

こういうリアルな舞台で戦闘することで、出てくるキャラクターが現実の中でより身近に立体的に感じ取れる。聖地巡礼をすることでそのキャラクターの生活感を感じ取れるとかそういう感じ。

渋谷事件

この現実の舞台で戦闘を描くというのをさらに拡大されていったのが渋谷事変だ。

ここでは渋谷駅地下5階 副都心線ホームを中心として大規模な戦闘が描かれている。ここの副都心線のホームや改札口近辺の構造は吹き抜けになっていたりしてかなり面白くて普通に使っているときも興味深く見ているわけだが、この事件ではこの吹き抜けから敵に改造人間がわらわら落ちてくるなど、かなり舞台をうまく利用してシーンを描いている。渋谷駅構内の雑踏の上を五条が歩いていくというシーンは本当に最高。

そしてこの面白さどこかで味わったと思って考えてみたのだが、どことなくハリウッド映画を思い起こされる。特に感じたのが街をパルクールしていく描写などからスパイダーマンだ。

実際のニューヨークを背景に糸や力で縦横無尽に移動してヴィランと戦っている親愛なる隣人は、現実の中のフィクションとして凄くリアルでファンタジーなものとして魅力的に映る。この感じってリアルな東京の中で呪霊と戦っている虎杖たちにすごく似ているように感じる。

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最後に

こう考えてみると東京を舞台に映画大々的な映画撮影が難しい以上、もしかするとハリウッドっぽい、よく知られた街を背景に戦うシーンを作るのは漫画とかアニメのほうが担えるものなのだろう。そう考えると呪術廻戦がどんどんアニメ化が進んで渋谷事変をアニメでやるところがすごく見たいのですよね。

そういえば、虎杖もMCUのスパイダーマンの中の人も同じ方だったりするし、MCUからの影響とかをビシビシ感じてしまったのでした。

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