聖地アニメとして見る ゾンビランドサガと色づく世界の明日から

スポンサーリンク
アニメ

 今回は聖地アニメとしてのゾンビランドサガと色づく世界の明日からについて見ていこうかなと思います。

 奇しくも佐賀と長崎と九州の両隣の県を舞台としたこの二作。とはいえ2つの聖地に対する向き合い方や描かれ方も違うのが興味深い。両方共それぞれの良さがあって、佐賀も長崎も行きたいなぁと思うわけですが。

スポンサーリンク

県が応援するゾンビランドサガ

 まずは、ゾンビランドサガ。こちらはまず、佐賀を全面的にプッシュした作品。作中に佐賀の名物やスポット、イベントが登場します。佐賀でもイベントを行っていたり、知事がイベントに登場したり県全体もバックアップしている印象です。

 作中のアイドル、フランシュシュもアイドルとして佐賀を救うことを使命と巽幸太郎から告げれられます。そのためか作中佐賀についての情報量が多いこと多いこと。1クール見ただけでめっちゃ佐賀のことを面白く知ることができます。ドライブイン鳥は本当に食べに行きたくなるレベルでした。

 佐賀の要素を主にギャグテイストのときに入れることで、佐賀推しがすごく嫌味な感じで全く無かったのがとても良かったです。また、作品自体が現実をきれいに描写することよりも、二次元的楽しさ(ゾンビギャグ等)を重要視しているので、背景となっている佐賀の風景もどこか現実離れした雰囲気があって、これも行きたくなる要因になっています。

 生々しい色づく世界の明日から

 はっちゃけたゾンビランドサガに対称的なのが色づく世界の明日から。

こちらはどちらかというと聖地の長崎を大々的に推しているというわけではない感じ。しかしながら長崎の美しい風景をどれだけキレイにアニメとして描写するのかに心血を注いでいる、そんな作品です。

 この作品における長崎は本当にドラマの舞台となっているのと同じような感覚です。描写がすごく生々しくて現実の世界の中で人間ドラマが営まれているような感じで、そこに長崎を全面に押すようなものはないわけです。

 しかし、本当に舞台として利用されているということが良く効いていて、作中の街の高低差であったり谷を挟んでお互いの家があるといいたロケーションが作品の魅力を何段階も上げています。特に谷を挟んだ家に魔法で紙飛行機が飛んでいったシーンは長崎のロケーションが素晴らしいシーンでした。そして現実の街を舞台にしていることで、アニメの街に生活感というか、キャラクターがその世界において生活しているのだという実存感が強い。きっと実際に長崎を訪れたらそこに琥珀たちがいるような気がしてしまうでしょう。

実際にアニメキャラクターが本当にその街に存在するという感覚。実在と虚構が混じり合ったすごく曖昧な感覚がアニメ聖地を巡るときの魅力の一つだと思うのですが、この作品は現実の生々しい雰囲気が表現されているので、この感覚が特に強くなっているように感じます。

スポンサーリンク

聖地アニメの2つの描き方

 これまで2つのアニメから聖地アニメのあり方を二種類見てきました。一つは聖地をアニメのネタの一つとしてある種デフォルメもしたりしながら面白く視聴者に見せるやり方。もう一つはできるだけ舞台はリアルに描くことでアニメに現実性をも持たせつつ、聖地の美しさや良さを再解釈して視聴者に見せるというやり方。

 ゾンビランドサガはここまで佐賀を押しながら面白く見せるというのは見たことなかったし、面白くて新しいやり方だなと思いました。対して色づく世界の明日からはPAWorksに得意なやり方の聖地アニメだなといった感じでした。しかし舞台を如何に作中で活かし、物語と結びつけるのかということが更に進化している気がして、2018年版に更にアップデートされているなという印象でした。

僕個人としては、色づく世界の明日からみたいな聖地は実際に行ったときの奇妙な既視感やここで生きていたような気がする生活感が独特で好きなのです。作品自体もしっとりた人間ドラマがすごく落ち着いていて、突飛な話題作が多い中すごく癒やしな作品でした。

 来年はどんな聖地アニメが見れるかすごく楽しみです

コメント