M1の審査について思うこと

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なんだかM1について揉めてることがあるみたいですが、そんなこともあってか昔から思っているM1の違和感みたいなものを書いていこうかと思います。まぁもうだいぶ見てないんですけど…。

さてM1というのは漫才の一番を決める大会であるわけでございます。そしてその評価の仕方は一廉に認められたベテラン芸人が点数をつけていくというものです。自分はここに違和感があるわけですが、まぁ自分に身近なアニメの話を例えにしてそのことを説明していこうかと思うわけです。

あなたがアニメを面白いか面白くないかと判断する際にどんな基準がありますか?作画がいいから、キャラが可愛いから、ストーリーが素晴らしいから、いろいとあると思います。そう人によって好みには差があります。ストーリーが良ければ作画は乱れてても気にしない人もいれば、キャラが可愛ければそれで素晴らしいという人もいます。そんな中で数値換算してアニメを採点することはできるでしょうか。一人で順位をつけることはできるかもしれませんが全員のコンセンサスが取れたものを作るのは出来ないでしょう。

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漫才も同じではないか。漫才の組み立てを面白いと思うか、コンビの醸し出す雰囲気を面白いと思うか、それぞれ様々な要素があると思います。その中でM1というのは数人の審査員がそれぞれ独自の観点から数値化し、得点としている。受験の試験の採点基準とは違って酷く曖昧です。むろんそれぞれの審査員には公正たろうとする基準はあるだろうけど。

そう思うとM1はある種、数人の審査員による人気投票なだけだ、とも考えられて、その人気投票を日本で一番の漫才と定義するのは残酷なように思えてくる。M1で優勝を目指して毎日努力しているお笑い芸人がいるわけだし。そして審査員もその判断で芸人の人生も左右するわけで、なかなか重責だよなぁとも考えてしまう。

なんというかすごく曖昧な基準なのに、一位であることに大変価値があるように思われている結果、いろんなものが不幸な方向に行ってしまっているように僕は思えてならない。

 

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