今回紹介するのは終末世界の箱入りムスメという作品。これもTwitterでファンアートのっけている方がいて、そこから知った作品。
なんとなく気になって調べると、好きな要素がてんこ盛りだったので、買って読んでみた次第。
あらすじはこんな感じ。
終末世界×疑似家族のほんわか終末ジャーニー! 人類が滅びるくらいには未来のおはなし。マイペース甘えたがり少女のムスメさんと、不器用で過保護な人型ロボットの10番さん。一人と一機は今日も廃墟を探検中!
どうも人類が絶滅したような世界の、滅ぼした張本人の人型ロボット10番が、人間の幼子・ムスメを拾って育ててしまって、ほかの人間の生き残りを探して旅をするお話。
この作品の魅力は、まず10番さんの子煩悩ぶり。ムスメへの危険を察知するとすぐにとんできたりしているのは見てて微笑ましい。
そしてもう一つの魅力はロボット漫画としての楽しさだと思う。この作品ロボットの描写もすごく外連味があって、ロボットアニメでこういうのが見たいんだよな~ってのがしっかりと描かれている。ここのところのカッコよさと、ムスメと10番のハートフルな関わり合いみたいなのがうまく混じりあって、すごく独特で楽しい作品に仕上がってます。
むろん一巻なので、登場人物は少ないし、ほんとに廃墟を巡っていくというオーソドックスな感じになっているので、絶滅したらしい人間の思いとか、残されたものの話とか物語の深みといった部分が続刊で出てくるといいな。一巻の掴みとしてはがっちり抑えられたので、続きが早く読みたいところだなぁ。
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